穴 HOLES
- 作者: ルイス・サッカー,Louis Sachar,幸田敦子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/10/22
- メディア: ハードカバー
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面白い本教えて!リクエストに対し、みさんが貸してくれた本。
好きなタイプの本でした!
まず、主人公のスタンリーが好き!がつがつしてなくて風の吹くまま、という感じ。
でも友達思い。自分が自分が、というタイプではないが正義感は強い。
そしてこの家族がいい。不運に見舞われても、あぁまたか、これもご先祖様のせいだ、とくよくよしない。
(決して先祖を恨むというわけじゃなく、自分が悪いわけじゃない、運命だしねーーー、と前向きなのだ。)
物語は不運からやってもいない罪を着せられグリーンレイクキャンプという更生施設に入れられるスタンリーと、
先祖の話が同時進行で語られる、2つのストーリーがじわじわつながってきて最後でぴったり、
パズルの最後のピースのようにハマる。
また少年を更生させるという表向きのこのキャンプの経営者の裏の顔ったら憎たらしい。。。
しかし彼女の先祖(っていうほど昔じゃないけど)と、スタンリーの家族の歴史と、が絡み合って、、、。
スタンリーがキャンプに入ったのも運命がここに引き寄せたわけで。
現代の作家の小説(児童文学?)だけどなんだか民話とか言い伝えを基にしたもので
こういうスケールの大きい話はあるよね、長すぎず、簡単過ぎず、面白かったです。