生協の白石さん

生協の白石さん

生協の白石さん

ずいぶん前に一世を風靡した本。図書館で見かけて「そういえばちゃんと読んだことなかったな」と思い借りてきた。
ちなみにこの本図書館の分類だと「雑記」で、結構奥ーーーの方(番号が若い方)にひっそりある。「伊東家の食卓」とかもここ。
いまさら読んでも「大爆笑」とはいかないが、ほんわかして、いい本だ。東京農工大学?の素朴でおおらかな学風が醸し出されているのか。著者の白石さんはそこを強調している。自分の人柄が一番だとは思うが。
大学生協の要望カードとそれに対する返答というかたちで生協前に掲示されたもので面白いものをピックアップした形だが、合間にいくつか白石さんの文章がでていて、本来の目的とはあまりにかけはなれた関係ない投書に「いらっ」としたことが書かれており、同時に「自分がいらっとするなんて、立場を忘れた勘違い!」と猛省しているところ、真摯なすばらしい人だな。と思った。
私が一番好きだったのが、

「白石さん、好きっす。」
「光栄っす。」

これ最高。だから何?という感じだけど、書いた人は「なんて返事が貼られるのかな?」ってわくわくして待ってるわけでしょ?最高だよね。