華麗なる一族
- 作者: 山崎豊子
- 出版社/メーカー: 新潮社
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ドラマは途中で観るのやめちゃったんですけどね、なんだかキムタクの鉄平がしっくりこなくて。
でも、読み終えたら「みときゃよかった」とちょっと後悔。どう終わらせたのかなー、、、と思って。
同じ山崎豊子の「白い巨塔」のドラマは、全部現代に置き換えてあったけど、それが、自然だったな、この「華麗なる、、」は、作品の時代のまま作ったのが、ちっと無理があるのか違和感があって、、。でも再放送やったら観るぞ!
小説の主人公の阪神銀行頭取、万俵大介は、ほんとにもう、、、こんなやついるか!というくらい、イヤなヤツ。
ものすごく悪者です。こんなのが主人公でいいのか!それに、銀行界って、ホント、サイアク!(白い巨塔読んでたときは、医療界って、ホント、サイアク!と思って読んでたからもう作者の思うツボ、、)徹底的に取材を重ね、もちろんフィクションで、誰かをイメージして書いたわけではないが、、、リアルで生々しくて、どろどろしてます。銀行界も、ドロドロ、家庭でも、外から見れば、誰もがため息をつくような、セレブで、美しい、一族だけど、中は、、、。おーコワ。。。政略結婚、愛人と、そして妻との異常な関係、結局最後は一家はバラバラ、大介は、銀行を合併して、預金額ランクがあがった新しい銀行の頭取となる、、しかし、その栄光も、足下を救われそうな予感を感じさせるところで小説は終わる、、、。家族たちは、一族のしがらみを断ち切り、自由に歩き始めるのだが、、大介は、、、小説が続いていたらいったいどうなるんでしょう、、。また身内に裏切られそうな予感だし、鉄平が大介を告訴したときの弁護士が現れたし、、でも、ここで、終わるのねー、、、!!
長編大作で読みごたえたっぷり、、、だけど、「沈まぬ太陽」「白い巨塔」の方が面白かったかなー、、、次は「二つの祖国」、かな。誰か持ってたら貸して下さい。