シャーロットのおくりもの

シャーロットのおくりもの

シャーロットのおくりもの

a-donに「風林火山」と一緒に借りていたんだけれど、子供向けだし、すぐ読めるかな、と後回しになっていたのを思いだし、読んでみた。面白くて、もちろん一気読み。
少女ファーンと、彼女が助けた赤ちゃんブタ、ウィルバーの友情の物語かな、と思って読み始めたけれど、ウィルバーと、彼に世の中のことを教えてくれたり、友情をくれたクモのシャーロットを中心とした、農場での動物たちの話。
けっこう、うるっと、きますよ。
ハムにされそうなウィルバーを、シャーロットたちがどのように救うか、そしてシャーロットの最期をウィルバーがどううけとめるかがストーリーなんだけど、私が好きなところは、最初は子供で、シャーロットの話すことや、演説に関心していたウィルバーが、シャーロットの子供のくもたちに、自分は君たちのお母さんと親友で、お母さんがどんなにすばらしい人だったか、をスピーチするところ。感動的なスピーチ。大人になったじゃん、、(涙)。
そして、ずっと農場でウィルバーのそばにじっとして、動物たちの話に耳をかたむけていたファーンを心配していたファーンのお母さんが、お医者さんに相談して、「そのうちボーイフレンドと遊ぶようになりますよ!安心して、」と言われてほっとして、品評会の時にボーイフレンドと観覧車に乗る娘を見て、あんしんするところ。
・・・大人目線で読むと、こういう感想になるのでしょう、、農場の、音や、におい、自然の光や風、、そういう雰囲気が楽しめる素敵な作品です、。