罪と罰 上下巻

罪と罰〈上〉 (新潮文庫)

罪と罰〈上〉 (新潮文庫)

以前母親がテレビを見ていたら「読書が趣味」というタレントが出てたんだって。で、その彼女が「罪と罰?読んでません」と言ってたのがショックだった、と私に言うのです。
げ、私も読んでないよ。ドストエフスキーなんて読んだことない(汗;)
そういうわけで、実家から借りてきて読んでみた。
自分の良心にぐさぐさと問いかける、とにかく「考える」「思う」「悩む」主人公。壮大な思想を持ってすれば、小さな殺人さえ正当化される、という理論に行き当たるがやはり良心の呵責に追い詰められる。
当時のロシアの貧しさの中で物語は描かれる。推理小説の要素もあり、主人公と周りの人たちのかけひき、も面白い。。。
が、なにしろ登場人物の名前が難しくて、誰が誰だか分かるようになるまで、かなり大変。(私だけ?)ただでさえ難しいのに、ニックネームっていうか、近しい人が親しみを込めて呼ぶ名前まであるから、かなり苦労した。
面白かったけど、しょせん、私は斜め読み。あと10回は読まないと理解できないと思うけど、その時間があったら他の本を読もうかな、、、。