路傍の石

路傍の石 (新潮文庫)

路傍の石 (新潮文庫)

子供のころ読んだけど内容をあまり覚えていなくて、もう一度手に取ってみた。
やっぱり子供のうちにこういう本を読んでおくべきだと思う。
あまり小さすぎてもわからないだろうけど、こういう話に感動する心があれば、いい大人に成長するんじゃないかな。
自分は勉強が出来て優等生だけど、友達思いで自分がしかられても罪をかぶって本当のことを言わない友人の姿をみて、勉強ができるよりももっともっとそっちのほうが大切で彼のことを大人だと感じて敗北感を味わったり。
一生懸命勉強しても、貧乏なので上の学校に行けない、協力してくれるひとが現れても身勝手な父親のせいで、奉公に出ることになる。そこで頑張って、少しずつ自分の進む道を切り拓いていってもまた壁にぶち当たる。でも運命は受け入れるしかない。
涙なしには読めません。おまけに、この話、未完なんですね、、そういえばそうでした、それもまたせつないです。